2009年10月20日 (火)

身の毛のよだつ話

そんな大袈裟な、と言われそうですが、世の中には実際にそんな話があるのですよ。ここで仔細を述べる時期ではないのですが、その話を聞いていて、背中がぞ-っと寒くなりました。

産業廃棄物、始末に困ったら「どこやかしに」捨てればお終い、それによって生きものが死んでも原因不明、因果関係不明、暑さのせいで死んだと証明、それってないです!!

悪らつなひどさの連鎖、連鎖の結果は吉野川へ吉野川へ。私たち毎日吉野川の水飲んでいます。考えれば恐い話。責任は誰が取るのですか?つけの始末は誰がするのですか?

オリオン座流星群の流れ星が飛ぶというこの秋に、何ともまたやりきれない話です。

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2009年9月20日 (日)

どうにかしてよ!

どうにかしてよ!この不法投棄。真新しい袋に入れて銅線がわんさと捨ててあります。ごく最近のものですよ。ここの掃除をしていること分かっているのに!どこのどなたですか?

県と交渉をしてごみをさらえてもらい、看板を立てるようにお願いするつもりです。町内会長さんもきてくれましたので、いっしょに話にいきます。ここばかりに係っているわけにはいきません。園瀬川流域にごみはどこにもありますから。来月は川北方面の予定です。

藪から棒ならぬ、藪から万円札・・・出て来る筈ないですよね。出てくれば存分に水質調査できるのに。そんな不埒な考えはやめにして、正規ル-トの基金に申請します。

政権交代して廃棄物問題にも、少しは新しい展望見えるのかな?と思うのに、肝心の市民がこれではとてもとても偉そうな事言えません、どうにかしましょう!   mm

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2009年7月 7日 (火)

署名

起訴要請の署名は3200を越えていました。ごく短期間の署名です。困ることは困る。不法に埋められたものは害になるから困る。警察が証拠を掴んで「おかしい」と言ったのだから、起訴して欲しい。検察庁に要請しました。090707_155701

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2009年4月 5日 (日)

赤い水

沢の水が赤くてふわふわ浮遊状態も見られて、油状のものが浮いていて・・・私たちが「処分場の周囲が変だ」と気づいたきっかけでした。これと全く同じ状態が団地の反対側(つまり北西部、自然公園の下)に見られます。4つのため池がある所、この辺の地形も谷筋ですから、周辺の水を集めているのでしょうね。090404_081201 090404_082801 自然の谷川には決して見られないと思いますが、これも昔から赤かったのさ・・・と言うのでしょうか?

源と思しき穴から小さくぼこぼこと出てくる水、棒をさして見ると・・・あれっ!入る入る、ゆうに私の背丈位?

新名所の誕生?ぜひ行ってみて下さい、でも寂しいところですから必ず複数で。原因を探す必要があります、まさかね、ここにも何か埋まっているの?それとも処分場と地下水脈でもつながっているの?どなたか知りませんか?はてなはてなの連続です。   mm

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2009年3月 8日 (日)

処分場はどこた?!

 090307_153601 090307_153701 090307_153702 県立博物館で特別陳列「空から見た徳島」を見ました。空から見た徳島の現状と言うことで、なかなか見応えのあるものでした。古い写真のある地域は、それとの対比も見れ手徳島の移り変りを垣間見ることができました。

私は、園瀬川流域の写真に関心があります、団地はどこだ、花房や田中はどこだ、処分場はどこだ?家が並び、団地の小学校予定地があそこにあるな、処分場に行く道はあれだ、いつもの道があり、行きつく先が処分場、見つかりました!

周囲には森が広がっていて、そこがかつて谷だった地形がよくわかります。それなのにやっぱり団地より明らかに高くなっています。そして広い。どんなに覆い隠したって、今の科学をもってすれば、みんな見通してしまいます。

いけないことをしたから、黙っていていいわけがない。裁判なんて難しくてややこしいことをしなくても、いけないことの責任をとったらいい。航空写真の前で痛感したことです。

馬酔木に沈丁花にひいらぎなんてん、春は足早に・・・。   mm

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2009年1月15日 (木)

どこに捨てるの?

090114_100501 丸裸です。これはバス停近くの植え込みの木ですが、ここしらさぎ台でも、道、公園あちこち裸の木が寒そうに北風を受けて立っています。

落ち葉苦情もわかりますが、何のための街路樹?芽吹きまで数ヶ月、毎日痛々しい思いで見て通ります。決して癒しの風景ではありません。

さて、切り落とした幹や枝葉は徳島の場合どこに捨てているのでしょうか?大量に出ているはずですから。自分の持ち山に捨てる場合も?

木くずは安定型処分場に入れられません。いずれ腐って腐葉土になる、なんて呑気なことは言っていられないのですね。木くずといっても、建築廃材(特に新建材)の場合には塗布したり、浸み込ませたりした薬品の問題もありますから。

切り落としをペレット化して燃料にしている話も聞きますが、本気で取り組めているのかどうか知りたいところです。  mm

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2008年11月27日 (木)

不法投棄

今日27日のフォ-カス徳島で鳴門の不法投棄現場を放映していました。あるある、こういう場所、徳島には掃いて捨てるほどあると思いました。眉山の遍路道にだって、3月に掃除した星河内の谷にだって山ほどありました。古物商のその人、35年も前から資源としてためているのだそうです!! 豊島のあの大変な産廃も始めは資源だといい続けたましたよね。

捨てる方が悪いに決まっています、でも、35年も(警告したそうですが)放置してある現状を毅然として解決出来ないなんて・・・と憤りを感じませんか? くさいものにふたをして、半永久的に放置されるのはごめんです!! この鳴門の場合は、丸見えの不法投棄でしたが。

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2008年10月16日 (木)

署名の重さ

13020名の署名、私たちの水道水返してください。一日も早く安心して飲める水を返して下さい。昨日10月15日、署名の重みを県知事に届けました。地元の人たちが中心になって一生懸命に集めた署名、どれだけ真意を汲み取ってもらえたのでしょうか?

映し出される映像は、何度みても「深刻だ!」と思ってしまうのですが、県の方たちの中は、どのように感じられたのか?素直な感想を聞かせて下さい、なんて発言する方が虚しいです。

最後の方で、地元の女性の方がたまりかねて発言し、会長が切々と訴えられましたが、それでやっと環境局長が、皆さんの思いは重く受け止めています・・・・と付け足しのように(そのように見えました)発言されました。

どこもかしこも、不法投棄を先送り先送りしてどうするのでしょう?もっとも、絶対にと不法でない!!というのですから、もっとやっかいですね。 10160002

蔓梅擬の赤、石蕗の黄色、時鳥草の紫、野紺菊の薄紫、活けた方が漢字で花の名前を教えてくれました。(つる梅も時、ツワぶき、ほととぎす、のこんぎく)ですね。

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2008年10月 8日 (水)

寒露

今日は24節季のひとつ、寒露ですね。それにしては日中暑かったです。秋晴れの日々続くといいですね。金木犀があちこちに満開、今年は花のかずが多いようです。行事の多い秋、堪能したいものですが・・・・。

一昨年の10月始めのことでしたよ、処分場をトレンチ調査した所、どっさりとわけわからずの産廃が出て来たのは!! あれはひどかった、でも警察も県も「あれは平成7年までに埋めたものを、平らにならしただけですよ」「な-んにも問題なんてないんです。単なる選別ミスなんです」

目に浮かびませんか? 臭いもひどかったあれらの「ごみ」、もちろんその周辺も全部埋まったままですよ。忘れろと言う方が無理なのです。トレンチ調査からボ-リング調査へ、私たちはその結果を無にしないために、公害調停を無視されたことにも最後まで異を唱えるつもりです。  mm

 

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2008年9月21日 (日)

ネギ御殿は建たなかった!

早朝、定例の水質調査。その後現場へ。ムムム・・・ネギ御殿の資金になるはずだったネギは?一面に生えているのはネコじゃらし、大ネコじゃらし。09210004 産廃なんかどこ吹く風、しっかりびっしり草の海。これではたまらん、と一同ため息です。

ここに上ってくる来る道中に植えられた桜の苗木、もう背丈を超えて大きくなっていて、地権者がきれいに下草を刈ってありました。来春は美味しいおにぎり持参でお花見といきましょうか。

09210010 カンパのおかげで実施できた貴重な1本のボ-リング調査でした、打ち込んだボ-リング孔も草に埋まって見えません。 

のどかな里の初秋は、彼岸花が土手を彩り、刈り取られた稲田も広がっています。すだちをちぎっている夫婦にも会いました。

こんな穏やかな日々が、未来永劫続くように、埋まっているごみが反乱を起こさないように、思わず祈ってしまいます。 mm

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2008年7月 8日 (火)

残骸

先日もここに紹介したコガタスズメバチの巣、とうとう人さまの手により落下の憂き目となりました。落とした巣の中はご覧の通り。07080008 下は巣の外側。これからこの巣にいっぱい卵を生んで子育てする筈でしたよね、女王蜂さん。

人の目につかない場所を見つけなさい!!

ここからは連想ゲ-ム、人の目につかない場所はどこだ→山の中だ→産廃捨て場としてお金がかからないか→市街地から近いから運賃はかからない→何を捨てた?→あらゆるものの残骸を捨てた、危険な残骸も→それは不法投棄だ、今に汚染源となるぞ!!

スズメバチの残骸なら愛嬌がある、産廃の残骸は不気味で頂けない、ですね。13日総会で、残骸の恐さ改めて知りましょう。   もも

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2008年6月18日 (水)

化学捜査班

 上八万処分場にも化学捜査班が現場検証に立ち入る必要があります。私たちは、自主調査でその必要性を突き止めました。知らぬが仏を決め込んでいていいのでしょうか?

 知事宛の公開質問状は、どうしても文章回答をしないそうです。近く、録音機持参します。何様の積りでしょう、と大変不穏な言動弄したくなります。

 善入寺島の撤去現場に立ち、改めて徳島県の廃棄物に対する対応の仕方に憤りを持ちました。市民が作る環境白書、もうすぐ発刊です。そこにも身近な産廃の事例として書きました。全国の人たちにも知って欲しいです。困っているもの同士が情報を交換できるネットワ-クもあります、そうした方にぜひ方策の智恵を借りることもできます。近く、そうした企画を考えましょう。 M

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2008年1月11日 (金)

再びねぎ御殿

01110003

産廃処分場に行ってみました。12月16日に一面に芽を出していたねぎの芽、育った暁にはねぎ御殿が建つぞ!と期待を持ちました。

さて、1ヶ月後の今日、あれあれ?少しも育っていません、細くうっすらと冷たい雨に濡れています。一段高い00氏持分の土地の菜っ葉も茶色く枯れています。産廃土の上に、1m以上は土を積んだでしょうか、それでも植物は育ないのですね。ねぎ御殿は建ちません、他の儲けを考えましょう!

                                 

                              

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2007年5月26日 (土)

10000人署名スタ-ト

 「善入寺島汚泥不法投棄の撤去を求める会」が10000人署名を始めます。その発足会に行ってきました。スライドで見せられた汚泥(これを県の農林水産の職員の人はどうしても肥料だと主張します)は、映像からだけでも悪臭がしてくるようです。「会場の皆さんで、これを肥料と思う方は手を上げてください」と深田代表、思わずみんな笑ってしまいましたが、笑いごとではない深刻さです。

 この汚泥は雨に流され、すでに隣の田んぼに移動していますから、水道水源の吉野川へと続くのです。「蛇口の向こうの吉野川」。吉野川は私たちの宝と言いつつ、どれだけみんな意識しているのかな、です。この署名を通じて世論のまき起こることを願います。

 県下一円、不法投棄だらけです。私たち園瀬川流域の問題も、不法投棄そのもの、そのつけを多大の犠牲を払って住民が解決しようとしています。どんな方法でも、どこからでも不法投棄に迫っていくために、私たちの会も協力していきたいですね。

 6月16日の報告会の案内もさせてもらいました、皆さん真剣に聞いてくださり、気持ちは一つだと思いました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コロボックル                              

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2007年4月25日 (水)

これはきっと・・・戦争の後始末なんだ!

クロルピクリン。それは第二次世界大戦のときにナチスも連合軍も使った催涙ガスである。濃度が濃いと皮膚に水泡ができ、濃いのを吸い込めば肺がただれ、死に至る劇薬である。1925年のジュネーブ議定書で戦争での使用が禁止されている。

そのクロルピクリンが土壌の殺菌剤としてサツマイモ畑で使われている。センチュウの爆発的発生を抑えるため5月になれば、まかれはじめられる。同じ土壌殺菌剤の臭化メチルがオゾン層を破壊するという理由で生産禁止になって以降、使用量が増えている。

クロルピクリンは日本における合成農薬の第1号である。

センチュウの発生を抑えるためには仕方がない・・・しかし・・・なぜセンチュウは爆発的に大発生するのか?それは化学肥料のためである。化学肥料を使用するため、土壌に酸が溜まり、センチュウが発生しやすい環境が出来ているからである。

化学肥料は爆弾の原料・殺虫剤や除草剤などの農薬は毒ガスの原料と同じ、戦争が終わり、爆弾と毒ガスの材料が大量に余ったため、畑にまかれた。それをなぜか「近代農業」と人は言う・・・・・・・・・・・・・・・・・

Imo03今年、有機農業の技術を駆使し、クロルピクリンを使用しないサツマイモの生産プロジェクトがはじまった。今までにも、何度も失敗してきたが、今年、育ててくださる生産者は気合が違うので、成功するのではないかと期待している。技術もだんだん向上してきている。センチュウを殺すのではなく、共存する道を考えている。サツマイモに近づけないようにするのである。

クロルピクリンを使用しないサツマイモの生産プロジェクト。私は、このプロジェクトを戦争の後始末だと思っている。

爆弾の材料も、毒ガスの材料も、みんななくなって、それらに頼らない社会をつくっていくこと。それができてはじめて平和な社会といえると思う。

もうひとつ戦争の後始末がある。

原爆の材料であるプルトニウムである。北朝鮮にウランを濃縮するなとヤイヤイいっているが・・・日本はウランより威力の強いプルトニウムの量産をおこなっている。平和利用といっているが、プルトニウムは、どう考えても戦争の産物。そこに命を産み育むようなやさしい気持ちはぜんぜんない。プルトニウムは、そこに近づく生あるものを、すべて死に至らしめる。人類史上、人間が生み出した最悪の物質である。

年々増え続ける電力をまかなうため、原子力は必要と、原子力発電所をフル回転させているが、それは本当か?原子力より低コストで低リスクで電力を得る方法はいくらでもある。なぜ、そのことを考えない。なぜ、まず節電を考えない。

プルトニウムの量産。その意味、それは「戦争の後始末がまだできていない」ということではないか?

化学肥料・農薬・ウランとプルトニウム。戦争の後始末のために、これらを使用しなくても済む社会の建設を訴えていく地道な活動は大切であると思う。

Rokkasyorapu5月3日(木)に吉野川市の山川の旧役場の隣のホールで「六ヶ所村ラプソディ」の上映会がある。同時に「地球にやさしい市」をするからコープ自然派徳島も参加してと要請があった。「地球にやさしい」というテーマに、参加するのをためらった・・・ほんとうに自分たちの生協組織は地球にやさしいのだろうか?まだまだ小さい組織で、リサイクルやエコロジーに力を入れたくても、出来ないことの方が多い、「地球にやさしい」からは、まだまだ遠いと感じている。

なんだかんだと理由をつけて、参加するのは「断ろう」と思っていたとき・・・

「野菜やお米はみんな生きていて、自分たちは生きものを育てる仕事をしている」という農薬と化学肥料を使わない有機栽培のお百姓さんに出合った。

有機農業を推進したり、水を汚さないせっけん運動を推進するということは「生きものを育む」ことなのかと、思えるようになった。自分の仕事は「生きものを育む」ことです。と言えることに気がついて、「地球にやさしい市」にも参加してみることに決めた。

どこが地球にやさしいのですかとたずねられたら・・・これらの商品はみんな「生きものを育くむ気持ちにあふれているのです」と答えようと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なかむぅ

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2007年4月21日 (土)

不法投棄はどこにでも・・・

選挙カ-が「お願いします」と朝から絶叫していますがやめて欲しいです、絶叫したいのはこちらです。日本中の山裾にゴミを不法に投棄したのは誰だ!と。先日長野の実家に帰り、高い山々を眺めて、信州はゴミ山でないことを羨やんで徳島に帰ってきました。

でも、そうではないみたいです、関口先生、メ-ルをここに記載させて下さい。

「昨日は、雪の浅間山麓の汚泥発酵肥料の不法投棄現場、白馬村八方尾根の断層の上を歩いていました。八方の星空は感動ものでした。
写真を撮影したのでしたが、マックロでした。残念。」関口

浅間山は信州人にとって心の故郷として象徴的な山です。発酵汚泥肥料?善入寺島の兄弟分ですね。それこそ残念です。

29日と30日に来られた時に、徳島の廃棄物行脚をすると聞いています、どこから手をつけていいのやら、八方ふさがり状態をどこかから破っていかなくては、と思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コロボックル

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2007年4月 9日 (月)

故郷の山

「人類史上最悪のごみ!!」の記事を読んでいて、胸が苦しくなってしまいました。これって現実起ころうとしていることなのですから、こんなに呑気にしていていいんだろうか?と。

しばらく故郷の長野に出かけていました。[故郷でのいい気分」との落差に混乱してしまいます。北アルプスの山脈は真っ白の雪、日に映えて神々しい美しさ、近くの山にもまだ斑に雪が残っていました。その山脈は四国の山々とちがって、たくましく鋭い重なりを描いています。私の檀家寺のある長野市豊野町はあんずとりんごの産地です。あんずの花はちらほらと、りんごの木はまだほんの小さな芽吹き、冬の木立姿でした。ここから、中野市を経て湯田中温泉へと向かったのですが、実はこの中野市には私たちが今お世話になっている関口先生が住んでおられます。もしかして、見かけないかな?車から目を凝らしたことでした。

よく先生が阿讃の山はゴミだらけだ、と指摘されていますが、あの高い故郷の山々ではごみの捨て場としては不向きだったのでしょうね。悲しい四国の山々、今の私はどこに行っても、何を見ても産廃のことにたどりつく素晴らしさ!

核のゴミでなかっただけ幸せ・・・・なんてことはあり得ないし、産廃は産廃で大困り、選挙が済んだらみんなでがんばれるように、少し力をためておくためにも、故郷行は有意義でした。   ・・・・・・・・・・・・・コロボックル      

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人類史上最悪のゴミ

人類史上最悪のゴミは、やはり放射性廃棄物であると思う。

湾岸戦争、アフガニスタン、そして再びイラク。そこで使われた劣化ウラン弾という兵器。

原料は原子力発電所で燃やすウランを濃縮するときにつくられてしまう低レベル放射能廃棄物。ウランのうち、原子炉で燃やされるのは1%で、この1%を得るために出される残りの99%の金属ゴミのことを劣化ウランというそうです。これを戦車の装甲を打ち抜く弾に加工したのが劣化ウラン弾です。1200度で発火するらしいのですが、衝撃による燃焼でタバコの煙よりも細かい粒子になります。そしてその粒子を吸い込むと、肺などにたまり、体の中で放射能を出し続けます。この放射能により、癌や白血病になってしまうのです。幼児への影響は大人100万倍。

厳重に管理保管すべき放射能を出すゴミを、タバコの煙の粒子よりも細かくして撒き散らすのですから、人が死にます。イラクやアフガニスタンには雨が降らないので、粒子はずっと大地にとどまり続けます。すでに取り返しのつかない事態になってしまっているのです。

日本は原爆が落とされた国です。長崎ではウランより毒性の強い5キロのプルトニウムが燃やされました。爆発により、やはり細かい粒子になって飛び散りました。その粒子は消えることがありません。どこかにいるです。日本の場合は雨に流され、重たい物質ですから海の底にでも沈殿しているのでしょう。体に入ってしまえば最後、高い確率で死んでしまいます。

日本人は原子爆弾から立ち直ったということで、どこか放射能の怖さを認識してないように思います。認識していないのではなく、日本ではあまりしっかりと調べられていないのでしょう。

日本の青森県の六ヶ所村では、世界で唯一、プルトニウムが量産されている。この製造方法はイギリスのセラフィールドで大失敗した製造方法とほとんど同じで、150メートルある煙突の先からは放射能をおびた煙が出ている。さらに海岸から3キロ先の海底に排水されている排水も放射能をおびている。日本の考え方では、青森はやませという強い風が吹いているので、煙突からは放射能は出ているが薄まるから大丈夫。排水も一般の原子力発電所が1年で出す放射能を1日で排出しているが、海はいつも荒れているので、薄まるといわれている。放射能を出す粒子は消えてなくならない、どこかに確実に存在し続けるのである。

イギリスのセラフィールドは50年間、放射能で汚染された水をアイリッシュ海に捨て続けたため、重たい物質であるプルトニウムが海底にたまってしまい。海草に高濃度で蓄積されている。青森の六ヶ所村の前の海も昆布の産地であるが、たぶん汚染されてしまうのだろう。イギリスでアイリッシュ海を汚染してしまった核物質の3割は日本から運ばれた原子力発電所の使用済み核燃料だった。

六ヶ所村がプルトニウムを生産しなければ、高知の東洋町に、六ヶ所村から出された高レベルの核廃棄物が持ち込まれることもない。ゴミ問題の解決法は

何が残念かというと、世界じゅうがゴミの出ないクリーンエネルギーに向かおうとしているときに、放射能をおびた粒子の怖さが分かったのに、過去の亡霊みたいなものが、高知の美しい海と山を台無しにしようとしている。

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2007年4月 1日 (日)

四国はゴミ捨て場ではないんだぞ!東洋町ラプソディ

徳島県の最南端宍喰町と隣り合わせる高知県の東洋町に高レベル放射能廃棄物のゴミ捨て場をつくる計画がもちあがっている。

なぜ東洋町が選ばれたのか?

①人口が少ない過疎の町だからである。

②陸の孤島というべき地形が理想的だから、東洋町は高知県の東の端、高知市からなら室戸岬を越えてこなければならず、鉄道線路も徳島県側から伸びて行っていて、経済圏としても徳島よりといえるかもしれない。

たぶんこの2つが条件なのだろう。「安定した地層がある」などという条件があるならば、東洋町は選ばれなかったと思う。四国自体に活動中の火山はないが、四国は太平洋の底に降る積もった堆積物が、南海トラフ(海溝)にもぐりこむときに削られて、ユーラシア大陸の縁に溜まった付加体である。断層だらけで、安定しているわけがない。100年ごとに起こる南海地震、1回の地震で室戸岬は2メートルも隆起することもある。

放射能を完全に閉じ込める技術を人類はまだ持ちえていないので、高レベル放射能廃棄物の捨て場では、必ず、放射能によって人が死ぬことがわかっている。だから人口の少ないところにしたいわけだ、死ぬ人が少なくてすむからである。

反対運動が起きることは計画に折込み済みで、国の「反対運動つぶし」の手法はいつも同じ、ワンパターンである。お金でじわじわと住民の心を買っていくのである。人口が少ない方が予算(地元対策費)が少なくて済むからいいとくらいに考えているのだろう。

高レベル放射能廃棄物の捨て場は危険すぎるので、それができてしまうと、誰も近づかなくなる。土も水も汚染されるので、そこで生産されたものは何も売れなくなる。だから、陸の孤島がいい。つまり日本の地図から東洋町を消し去るのである。時間をかけて「何もなかったことにする」のである。

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ゴミの問題の解決方法はいつも単純明快である。

答えはゴミがでないようにすればいいのである。つまりゼロ・ウエストである。徳島県の上勝町は2020年までに町内で出るゴミをすべてリサイクルしゴミをゼロにしようしている。そしてそれは現実的に可能な話なのである。

高レベル放射能廃棄物はいったいどこで生産されているのか?

それがつくられているのは青森の六ヶ所村である。六ヶ所村では世界で唯一、プルトニウムが生産している。日本に現在55基ある原子力発電所で排出される使用済み核燃料のウランを濃縮しプルトニウムをつくり、このプルトニウムで新たに原子力発電をしようとしているのである。しかしプルトニウムによる発電はまだ実験段階であり、実用化は2050年といわれている。それにもかかわらず毎年1,000トンの使用済み核燃料から8トンのプルトニウムを生産し、年間800本の高い値の放射能を出すゴミが出されている。

プルトニウムは今のところ使用できるところがないので、備蓄ている。

プルサーマルといえば四国でも愛媛の伊方原子力発電所が実施しようとしているが、つまり通常使用ているウランにプルトニウムを混ぜて使いたいというものである。備蓄しているだけでは芸がないので、普通の原子力発電所でウランに混ぜて使ってしまおうとしているのである。

プルトニウムは世界一危険な毒物。100万分の1グラムが体内に入っただけで、2秒で即死する。とても重い物質で角砂糖の大きさで20グラムもある。つまり角砂糖1個で2000万人を殺す力がある。日本人を死滅させるのに、たった角砂糖6個でいいのである。それを年間8トンも生産しようというのは狂気の沙汰である。青森の六ヶ所村でつくるのはいいが、こんな危険な物質どうやって愛媛の伊方まで運ぶつもりなのか?

高レベル放射能廃棄物はプルトニウムさえ生産しなければ、生まれてこない。プルトニウム自体、使い道がよくわからないのに、量産するのはちょっと異常といえる。

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日本は今、原子力立国をめざしている。原発も今あるものに加え、さらに13基ほど増やそうとしている。

しかし、原発の事故隠しは4千件。これが明るみに出たのは、日本の原子力がいかに安全性が高いかを世界に知らしめるために、国が指導して、過去の事故のデータをすべて出させたのである。すると、予想に反して、かなり不安があることがわかっていまった。

そして、さらに問題なのは、日本の原子力は国の統制下にあるのだろうか?電力会社などの民間企業が独占しているのではないか?

プルトニウムは世界中に使い道がなくてあまっている。今のところ核爆弾をつくるくらいしか使い道がない。日本はプルトニウムを量産することで、世界でもっとも核爆弾の材料をもっている国になろうとしている。電力会社は日本政府をあざむき、核兵器をつくって売ろうとしているのではないか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青空とんぼ

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2007年3月15日 (木)

いつの日にか・・・

 今日(15日)は、中部日本放送(CBC)の記者が取材に来られて現場を案内しました。登っていく山道に苗木が点々と植えられていました。この山の持ち主(地権者)が最近新しく植えたのですが、ケヤキと山桜です。ひ孫のそのまた先の遠い次代に、一抱えにもなったヒノキと桜が役に立つように、そんな夢を託して植えた、とのことでした。さわさわと風に揺れて天突く大木の姿を、私も一瞬垣間見たことでした。

覆土した処分場の片隅に作られている畑もまた同じ、玉ねぎに大根にキャベツにブロッコリ-、白い花はえんどう豆?豊かな山田の上に積み上げられた産廃、産廃が埋められなかった昔に戻って欲しい!それは地権者だけの思いではありません。いつの日にか・・・・。

 記者は「行政の不作為」それを共通項に、特に三重、岐阜の産廃問題を取材しているとのことでした。これだけ大きな団地のすぐ隣にこれだけの規模のものがあって、放置されていることに驚いていました。名誉なことで驚かれたいものです。      

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コロボックル

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2007年3月13日 (火)

電気伝導度は947

2007311_2402007311_242「水を汚したくない」「命を守る」という思いから合成界面活性剤を禁止している昔ながらのせっけん生協、生活協同組合コープ自然派徳島の「はるエコまつり」にて・・・・

園瀬川流域環境保全の会のパネル展示をおこないました。

2007311_2352007311_237パネル展示だけでは面白くないので、不法投棄山のすそのから湧き出す水をもっていって、電気伝導度を測ってみました。電気伝導度を調べると、水にどれだけの金属イオンが溶けているかがわかるのです。

園瀬川の上流では75ほど、下流の文化の森の前でも100以下ですが、不法投棄山のすそのから湧き出す水の電気伝導度は、その10倍の947 驚きました。これは、いろんなものが水に解けて流れ出しているという証拠です。見た目は透明で、臭いもないのですが、残念です。汚染はもうはじまっているのですね。事態の早期解決を願います。2007311_247

この汚染水の実験のとなりでは、レンコン畑の水をとってきて、顕微鏡でのぞいて、いったいどんな生き物がいるのか見てみようという企画がされていました。レンズをのぞいて400倍に拡大された世界では、無数のクツワムシが水中の有機物を食べていました。つまり水を浄化していたのです。

化学物質は微生物、目には見えないちいさな命の営みを、あっという間にに壊してしまいます。現代社会は、抗菌や防カビなどというスローガンのもと、化学物質で微生物の営みを壊していく社会です。わたしたちの社会が便利さや快適さのために失った微生物たちの世界。ほんとうはものすごく大事な世界だったのではないかと思うのです。

不法投棄の問題の深刻さ。それは人の命に直接害をおよぼすのは、目に見える目の前のゴミの山ではなく、そこから溶け出るさまざまな目には見えない化学物質や油や金属なのです。わたしたちは目に見えないものから、どう身を守ればいいのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青空とんぼ

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2007年3月 9日 (金)

埋められていたもの

 生協の環境ビジョン主催の「エコはるまつり」が11日(日)に開かれる。上八万のこの問題に皆が最大の協力をしてくれて、パネル展示もすることになった。

 1988年当時、連日連夜ダンプカ-が大量のごみを運びこんだ、かさを減らすためにどんどん野焼きをした。県外ナンバ-の車も見たと複数の人から聞いた。煙が団地を襲い、洗濯物も干せない。そんな状況を写真におさめていた方がいて、貸してもらった。

 それをパネルにしながら、改めて問題の深刻さを感じる。団地のすぐとなりに団地と同じ位大きな処分場(後の残土処分場でも広がった)、「あそこは絶対に掘ってはいけないよ!!パンドラの箱を開けてはいけないよ!!」ボ-リングを決めた時、友人がそう忠告してくれた。バスやレントゲン車も写っている写真、検査に来ると聞いて、急いで土を被せスプリンクラ-で水をかけているのもある。貴重な証拠写真をみながら、これはどうしても解決させなくては・・・・と思う。長く長くかかっても。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コロボックル

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2007年3月 7日 (水)

運動とは「自治の形」

地質学者の関口先生からメッセージが届きました。公開してよいとのこと、ここで報告させていただきます。

みなさん こんばんは

明日から、長野県内から栃木へ行き、金曜深夜から横浜です。来週は、後半には山梨県内です。沖縄の裁判の判決もあり、落ち着かないですね。

どこもかしこも同じ。


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住民が主体的に取り組む運動はすばらしい。
大切なことは、地域の意思決定の仕組みと問題の特性に沿った解決方法を検討すること。

解決方法は問題の数だけあります。
調停や裁判しか頭に浮かばないのは、努力が足りない。

運動は「自治の形」です。

「たたかう」という言葉を毛嫌いされる方がいます。

住民が戦うことを、もっとも嫌っているのは、権力。
だから、権力は「協力・共同」を提唱します。
民主主義は決して権力との協力・共同から生まれたものではありません。
権力の支配や不作為とたたかうことこそが、市民の基本的権利なのです。


「たたかう」というのは、人間としてもっとも高次な精神活動だと私は思っています。
守るべき者たちのために、…。

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ブログは話題が豊富で、落ち着いた色づかいが好印象です。
できれば、私のような高齢者にも配慮して色使いを考えていただけるとうれしいですね。

本当は二つ目のボーリングコアも見て、最終的にコアの分析を終わらせたいのですが、…。
時間を作らねば、…。
ブログに書いてあった判断には異論があります。

事実の断定は今のところ避けて欲しいと思っています。

イノシシ

行政と住民が話し合いの場をもつとき、科学的な事実が、公平な判断をもたらすと思います。今は科学的な事実を積み上げていく段階。掘り出された事実の判断は、わたしたち住民が行うのではなく、利害のない、科学的なまなざしをもつ第三者に委ねる方がよいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インターネット事務局

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2006年9月25日 (月)

なぜ豊島はゴミの山になったのか?について学んだ。

Tesima015香川県の豊島の産業廃棄物の不法投棄はなぜ起こったのか? 「豊島のゴミ問題を語り継ぐ会」の石井さんの講演が24日。徳島県立福祉センターでありました。

豊島は東西7.5km、南北5.1 kmの小さな島。とても美しい瀬戸内海の島である。

豊島の不法投棄は香川県の行政怠慢によるところが大きい。もし、住民の意見を香川県がしっかり聴いて、法律を守ってしたならば、豊島の悲劇はおこらなかった。そして、何回も「不法投棄をやめさせる」チャンスはあった。にもかかわらず、香川県は「何もしなかった」ため、人類史上最悪といわれる不法投棄に発展してしまったのである。

Tesima01

もともとはこんな風景の場所であった。

①不法投棄場所は、もともとはガラスの材料にする砂を採掘していた場所。砂を採掘すること自体、瀬戸内海国立公園内なので不法行為だったのだが、見過ごされていた。砂を掘って洗うために、海を埋めたり、海に戻したりしていた。このこと自体も法律に違反している。無法地帯は無法者を呼ぶ。この砂業者Mさんは、中国自動車道の建設工事に手を出し、事業に失敗、裸同然で島に戻ってきた。そして、砂をとっていた跡地に、産業廃棄物の処理場を作りたいと県に申し出た。島の住民はMさんがまともな業者ではないと感じて、反対運動をはじめた。昭和51年1月のことだった。

Tesima09Tesima010

(左)不法投棄前(右)不法投棄後

産業廃棄物業の開業には県知事の認可がいる。そこでMさんは香川県庁の廊下に泊り込み、知事に直訴し、当時の知事が折れて、許可を出してしまった。当時、ゴミの処理は公の仕事であり、それに住民が反対するのはおかしいという風潮もあり、「ゴミの処分場はどこかに必要。法を守るからには環境破壊や健康被害は起こるはずがない。反対するのは住民のエゴである。」とまでいわれた。

もともとの許可内容は「木くず・紙くず・生ゴミ・糞尿など無害4品目をミミズに食べさせて堆肥にして売ったり、釣り人にミミズそのものを売るというもの」この許可内容通りに事業が行われたなら、悲劇は起きるはずもなかった。県は8ヶ月かけて、県は住民に業者の監視を約束し住民を説得し、Mさんは産廃業を開業することになった。

Tesima02②Mさんの開業に際し、当時の知事が「豊島の海と空は青いが(業者をいじめる)住民の心は灰色だ」とぽろりと言ってしまったので、住民は激怒し、香川県をやめてとなりの岡山県に編入したいとデモ行進を行った。岡山県知事も歓迎すると言ったりして、大いに盛り上がった。もし、このとき岡山県になっていたら、豊島の悲劇は回避されたかもしれない。現在の法律では市町村が県を訴えることができる。このとき地方自治のための法律整備が今のように進んでいたら、香川県は豊島町に訴えられていたかもしれない。そしたら、この不法投棄はおこらなかったかもしれない。

Mさんの無法ぶりは当時、日本一であった。香川県はなぜ法律違反を見逃したのか?

Mさんの敷地内には縄文時代の遺跡があったのだが、Mさんはそれを壊して海に捨ててしまった。豊島は西日本で最古の貝塚が発見されており、その貝塚からは汽水域を好むヤマトシジミがたくさん見つかっており、Mさんが壊した遺跡は瀬戸内海がまだ陸地だったころの様子を知る上で重要な遺跡であったかもしれない。また、Mさんの敷地内には電力会社の鉄塔が4基建っていたのだが、この鉄塔の根元まで掘ってワイヤーをかけて引き倒すぞと電力会社を強請って、自分の土地を高く電力会社に売りつけたりした。また有害物質を積んでいたため今治港に入港を拒否されて日本中の港を彷徨っていた船をわざわざ呼び寄せて、その有害物質を引き取って不法投棄した。ミミズのエサという名目にはなっていたが、ドラム缶にはドクロマークのついたものも多かった。

③この法律違反行為により、ここで、香川県はMさんの免許を取り上げることができたはずである。なのに香川県は何もしなかった。

④Mさんは昭和58年にシュレターダストを取り扱いたいと申請を出している。1トン300円で買い取るのだが、輸送費に1トンあたり2千円かかるということで1700円の差額を設けるという昭和53年の法改正で禁止されている行為で、あきらかに法律違反の行為なのだが、香川県は金属回収業の免許を取ればいいとMさんに助言し、Mさんが違法なシュレターダストの処分行うことを支援している。香川県もグルだったのである。

Tesima05Tesima04Mさんはシュレターダストを野積みし、その上に化学薬品のドラム缶を載せ、ショベルカーで穴をあけて、薬品に火をつけるというやり方で処分を始めた。以来、島からは毎日、黒煙が立ち上り、大量のダイオキシンを撒き散らすことになった。

(左)近くを航行する船舶が煙に視界をさえぎられて危険な目にあうということもしばしばあったという。なのに香川県は「やめさせなかった」(右)どくろマーク入りのドラム缶。化学薬品か?

Tesima06Tesima07

(左)なにやら怪しげな色の液体が流れ出している。何が捨てられたのかのデータがあまりない感じ。(右)野焼きは違法ということで、県の指導のもとつくった焼却炉?フタが付いていないし、野焼きとの差はほとんどない。

⑤野焼きは法律上、やってはならない行為であったが、香川県は見て見ぬふりをし続けた。このような状態であったが、香川県が何度も立ち入り検査をしているのだが、検査の仕方が非科学的な香川県独自の調査だったので、調査結果はいつも環境基準値内ということで、ずっと見過ごされてきた。

①~⑤と香川県には、この不法投棄とダイオキシンを撒き散らす野焼きをやめさせるチャンスが何回もあった。県がきちんと法律を守っていたら、法に基づいて行政を執行していたら・・・被害はもっと少なくてすんだはずである。

Tesima08住民はMさんを訴えて、裁判に勝訴した。Mさんは罰金50万円と懲役10ヶ月の刑を受けた。しかし、ただそれだけで、島にゴミの山は残ってしまった。そこで県が許可して管理しなかった責任を追及し、県に撤去させることにしたが、1300トンを処分しただけで、50万トンが島に放置された状態で、県は安全宣言を出してしまった。

知事が代わって、この不法投棄されたゴミを撤去するように求めたのだが、新しい知事は島の住民代表をホテルの1室に集め「県の職員が何か悪いことをしたからといって、なんで県がその責任をとらないかんのんな」と言ってしまったので、住民はまたしても激怒した。さらに知事は「住民が困っているので救済した」という態度をとったことも、住民をさらに激怒させた。住民は県がまちがったことをしたのだから、県がきちんと償うべきだと、県を裁判に訴えた。

裁判をするためには証拠がいる。ゴミがほんとうにゴミなのかという証拠がいる。そこで、いきなり裁判ではなく、調停をもちかけ、ゴミがいったいどんなゴミなのか調べることにした。裁判所は調査費はせいぜい800万円くらいだと踏んでいたが、実際は2億3600万円かかることがわかり、国はそんな金は出せないと駄々をこねた。      

Tesima018どうしたら大蔵省は金を払うのか?率直に聴いてみたところ、全国番のニュースになれば、出すだろうということになり、島の住民は東京銀座でパレードを行い。その記事を新聞各社に書かせ、その新聞を大蔵省に持っていった。平均年齢が60歳を超えているという老人のパレード。それもみんな自己負担で夜行バスでやってきた。住民がまとまって動いた、原動力は、県に対する怒りであったという。

Mさんは兵庫県で産業廃棄物の不法投棄で逮捕された。兵庫県の科捜研が調べたところ、史上最悪の不法投棄であることが判明。Mさんには23以上の法律違反があり、罪に問われた。香川県が何回も何回も調べても、出なかった環境基準値違反が、兵庫県の県警の科捜研の調査でようやく明らかになった。

Tesima014Tesima013

(左)豊島から廃棄物を運び出すために梱包する梱包工場。(右)廃棄物が撤去され、岩盤がむきだしになっている不法投棄現場。

調査の結果ゴミの7割が管理型で処分しなければならない産業廃棄物であることが明らかになった。国は豊島に限って、このゴミを処分するのにお金を出すことを決め、210億円の溶融炉をとなりの直島につくり、28億円の運営費をかけて、10年かけて処分することにした。直島の溶融炉ではすでに2回の爆発事故がおこっており、処理費用の総額は500億を超える。これは莫大なお金が動く公共事業であり、豊島のゴミの梱包工場の建物のデザイン料はかるく1千万円。直接処理に関係ない、けっこう無駄なお金が動いている。国は特定の企業が儲かるとわかったときは動くのが早い。

Tesima016環境保護団体グリンピースがやってきて、地球上で7番目にダイオキシンで汚染されている土地だと認定したりして、豊島には120haの水田と130haの畑があり、周辺の海はとても豊かなのだが、野菜も米も魚も何も売れない。

Tesima012Tesima017島民は香川県内で100ヶ所で集会を開き、豊島の問題は香川県全体の問題なのだということを訴えて回った。10個の班をつくり、ひとつの班が10回の集会を行うというようなやり方で、場所が決まれば、その周辺にポスティングして電話をかける。地道な努力を重ねた。

Tesima011そして、県と和解するための調停式が豊島で行われた。25年間もどなりあってきたのだから、仲直りは難しい。島のおばあちゃんは「いろんな人が島を訪れて、ケンカの仕方を教えてくださったが、だれも仲直りの仕方はおしえてくれなんだ。ケンカの後の共同作業は難しいねぇ」と言う。島は高齢化していて、「わしはもう長くないけん、若い者のために知事を刺してきたってもええんよ」というおじいさんがたくさんいる。しかし調停式は700人の島民を前に豊島で行われた。きっと島民は知事に石を投げるに違いないから、知事は島に行くべきでないといわれたが、知事は島へ行った。調停式の会場は静まりかえり、誰一人、何も言わなかった。式の途中、知事は文章を読み上げることができなくなり、号泣し、はじめて島民にわびたという。

島には自治会が3つあり、活動資金1億6千万円は、自治会の貯金から出した。島のわずかなたくわえをすべて投げ出して、島はかろうじて死を免れたが、現状は島民すべてが、島から移住しなくてはならないほどの大惨事であり、死の灰を、恵みの雨がすべて洗い流すのには、後、何十年もかかるだろう。若い人に「島に帰って来い」とはいいにくいことが、この不法投棄事件の最大の悲劇かもしれない・・・

豊島から学ぶ教訓は多い。国は産廃の撤去や無害化処理は豊島が最初で最後ということに腹を決めている。お金がかかりすぎるからだ。豊島を超える産廃不法投棄事件は日本の各地にごろごろしている。しかし、豊島以後、それらは「隠蔽するべし」というのが国の方針になってしまっている。豊島の問題において香川県の責任は重い。国が処理費用を肩代わりしてやる必要などないのではないか。豊島のことは、すべて香川県に償わせたらいいと思うのだが・・・行政はやはり、住民がしっかり監視しておかないと、結局、住民が痛い目にあうということだろう。

現在、日本はいろんな問題が先送りにされている。たぶんBSE(狂牛病)の問題や遺伝子組み換え作物の問題も、今は水面下にあり、危険性が見えなくなっているが、少し考えてみれば危険なことは明らか、しかし、すぐに誰かが死ぬというような問題でないので、なんだかんだ理由をつけて、未来に先送りにしている。しかし、危険は蓄積し、やがて水面上に顔を出す。30年後、50年後に、取り返しのつかない問題となって現実として私たちの前によこたわるのだろう。負の遺産を未来に残さないことを、今こそ真剣考えねばならないだろう。豊島はたった500億円で済んだが、BSE(狂牛病)の問題や遺伝子組み換え作物の問題は、いったい何億円かけて償われるのだろう。お金で解決できるなら、まだいいが、とりかえしのつかないことになりはしないか・・・今の内に対策を打てば、被害は少なくて済むのではないか?ウソで塗り固めないで、間違いを認めやり直すチャンスはいっぱいあった。しかし、そのチャンスをウソで消し去ってしまった。

問題が人間のスケールを超えてしまうところに、化学の時代の問題の手に負えない怖さを感じる。

●豊島から学ぶ教訓としては・・・

①法律をきちんと守る。業者に法律を守らせ、守れない業者には操業させない。あたりまえのことだが、これが一番大事。

②行政が「間違った」とき。その間違いに、行政がきずいたとき、住民が訴えたとき、行政がその「間違い」を素直に認め、すぐにやり直せるしくみづくり。利害が対立する住民と行政がしっかり話し合えるように、中立な立場の専門家などを交えて話し合いながら、これはつくるしかない。

③科学的な調査をすること。科学的な事実をマスコミが報道すること。豊島の場合、香川県の現場の職員に科学的な調査をする能力がなかったため、今、どういう事態なのかを把握できなかった。科学的な調査は複数の第三者機関に委託したらいい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青空とんぼ

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