「しんぶん赤旗」2006年12月17日より
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県最大の不法投棄疑惑
●徳島市上八万町産業廃棄物処分場
徳島市上八万町の、しらさぎ台団地の南東部に隣接する産業廃棄物処分場で、県内最大規模の産廃不法投棄の疑惑が浮上しています。日本共産党の春名なおあき参院比例候補、笹岡まさる衆院比例四国ブロック候補らが現地調査をしました。
●香川豊島に匹敵する規模
春名氏らは山田豊徳島県議、梯富子市議らと12月上旬、現場にのぞみました。
近くの道路から見たら緑豊かな小高い山。登ってみると、きりたった谷が埋められていました。
「ここを2、3メートル掘っただけで本来あってはならない廃棄物が出てきた。強烈な悪臭で気分が悪くなった」と説明する地元の「園瀬川流域環境保全の会」代表世話人の八木さんら。「たしかに臭いですね」とおどろく調査団。すぐ近くには大きな住宅街が…。
●周辺の沢から高濃度のヒ素を検出
山田県議らが測量会社に調査依頼した結果、ここには届出容量12万立方メートルの約4倍、47万5000立方メートルの廃棄物が埋まっていることがわかりました。香川県「豊島」(てしま)=56万立方メートル=に匹敵する規模です。
「会」が専門家に依頼した10月3、4日の掘削調査で本来混入すべきでないコンクリートガラ、木くず、紙くず、焼却灰、汚泥が出てきました。
また、処分場周辺の沢からは高濃度のヒ素、カドミウム、銅、鉛、水銀、亜鉛が検出されました。地元紙も「水路からヒ素検出」と大きく報道。カドミウム以外は、国内未汚染土壌や自然界値と比較しても高濃度であることもわかりました。
山田県議は、10月10日、県議会環境対策特別委員会で、この処分場の現状認識について質問。環境局長は、住民の調査にたいし「5カ所掘られた1カ所から、若干、選別もれの部分とか、少し臭いのする土壌が出てきた」と答弁。県は「不法投棄」と認めていません。
●県の責任は重大・本格調査を
11月13日「会」の代表4人が処分場設置者を「終了届出書に虚偽」があるとして告発。県は終了届出書を県職員が代筆したことを昨年11月の県議会で認めています。
春名さんは「徳島県は、不法投棄を容認し、発覚しても適切な対応をせず、違法な河床路を侵入路として許可し、農地法にも違反した産廃の不法投棄を放置しています。今事態を見過ごし、むしろ推進した感さえある県の責任は重大です。問題の解決のため地元住民、党議員とともに力をつくす」と語りました。
「何とかしなければと、4人の代表者が今年地権者になりました。だから処分場に入ることができるのです。今後、カンパを集め自主調査第2弾をやる予定ですが、本来は県がやるべきことです」と、八木さん。
山田県議は「10月の調査は住民がカンパを集め、地権者の同意を得て調査したものです。県は、県民の理解と協力が不可欠といいながら貴重な調査結果に耳を傾けようとしていません。本格的な調査を実施させるよう今後も追及する」と語っています。
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